ボストンの10代の日本人チームが、NASA INTERNATIONAL SPACE APPS CHALLENGE 2021でグローバルアワードを獲得!

令和4年1月10日
今年のNASA International Space Apps Challenge(以下、ISAC)において、米マサチューセッツ州ボストン地区の小・中・高校生4名のチームが「Art & Technology」部門で優勝したところ、主催団体「Binnovative」のプレスリリースを以下に掲載します。
 
ボストンの10代の日本人チームが、NASA International Space Apps Challenge 2021でグローバルアワードを獲得!
 
今年のNASA International Space Apps Challenge(以下、ISAC)において、米マサチューセッツ州ボストン地区の小・中・高校生4名のチームが「Art & Technology」部門で優勝しました。
ISACは、NASAが主催する世界最大のハッカソンで、2012年以来毎年開催されています。今年は日本の宇宙航空研究開発機構(JAXA)を含む9カ国の宇宙航空研究開発機構と連携し、10月2、3日にオンライン開催されました。世界162カ国、323か所から28,000人以上(参加チーム総数4,534組)が集まり、各地区から選出されたチームが国際審査を経て表彰されます。ボストン地区では2014年からBinnovativeが主催を務めており、今年は小学生から大人まで多彩な顔ぶれで10チームが参加しました。
 
今年のISACは、惑星探査や宇宙開発、地球観測だけでなく、気候変動、生物多様性、COVID-19パンデミック、データサイエンスなど、例年以上に多様性あふれる興味深いテーマが取り上げられました。
優勝した「Jimmy in the Box」チーム*は、「Webb Origami Design Challenge」というテーマの下、ウェッブ宇宙望遠鏡(James Webb Space Telescope)の模型を折り紙で再現し、その先進的な設計を効果的に紹介したことが評価されました。「Jimmy in the Box」チームは、ウェッブ宇宙望遠鏡の鏡を模した折り紙を作るために独自の六角形折り紙細工(テッセレーション)を考案し、小型コンピュータ(ラズベリーパイ)やクラウド・データベースを利用して「コンピュータ化された」折り紙模型を作りました。折り紙を使うというアイディアに加えて、プログラミングのスキルを応用した独創性の高い作品となりました。
「Art & Science」部門は10ある賞の内今年新設された賞で、世界中の挑戦者の中から優勝した若きサイエンティストを誇りに思います!また、これまで男性参加者が多かったISACで、男女2名ずつのチームが活躍したことも大変うれしく思います。
 
8年連続で、ここボストンでISAC地区大会を開催するにあたり、今年も組織メンバー・審査員・参加者・ボランティアとして関わってくれた、コミュニティの皆さんに感謝しています。そして、スポンサーの皆様にも感謝の意を表します。
毎年恒例となったこのボストンISACを支えてくださっている皆様のご好意と寛大さに感謝し、来年の開催を楽しみにしています!

本件に関する問い合わせ先:
Binnovative 代表 西本会里子
eriko@binnovative.org
 
*Jimmy in the BoxチームのプロジェクトWebサイト:https://github.com/HSSBoston/jimmy-in-the-box