メイン州(State of Maine)

2020/8/3

(令和2年8月現在)

1.基本情報

2.歴史

11世紀にヴァイキングが沿岸を訪れたと伝えられている。1620年代にはイギリス人が沿岸に定住を開始し,その後18世紀前半になると,メインの領有を巡って英仏両国の利害の衝突が続き,またこの間,フランスとインディアンとの間で対立が激化し,たびたび闘いが起こった。フランスとインディアンの対立は,1763年のパリ条約で終止符を打った。メイン地域は1677年にマサチューセッツ湾植民地に編入されたが,その後アメリカ独立を経て,1820年,メイン州として連邦に加入した。

3.政治

(1) 内陸部を中心に伝統的に共和党が強い土地柄だが、 1950年代半ばから民主党が台頭。2012年及び2016年の大統領選では、民主党候補支持となった。また、2018年の中間選挙では、知事及び連邦下院の議席が、共和党から民主党に交替した。
(2)現在、ニューイングランド6州の中で、共和党員が連邦議会の議席を得ているのは上下両院を含め、メイン州のみ(上院の1議席)。

(3)2020年8月現在の知事,連邦上院・下院議員,州議会勢力は次の通り。

知事 ジャネット・ミルズ知事(Jannet Mills)(民)
連邦上院議員 アンガス・キング議員(Angus King)(無)
スーザン・コリンズ議員(Susan Collins)(共)
連邦下院議員(2012年に選挙) 第一区  シェリー・ピングリー議員(Chellie Pingree)(民)
第二区  ジャード・ゴールデン議員(Jared Golden)(民)
州議会 上院 民主21,共和14   下院 民主88,共和56,無所属ほか6,空席1

4.産業

メイン州の産業は,農業(ジャガイモ,ブルーベリー),水産業(ロブスター,ウニ),伝統的な製造業(製紙,繊維),ハイテク製造業(半導体),軍需産業(潜水艦等),観光業,商業など多岐に渡っている。
同州は,「バケーション・ランド」のニックネームを持ち,ニューイングランドで唯一の国立公園(アカーディア国立公園)があり,全米やカナダからの観光客が多く訪れており,また大規模なアウトレット(工場直販店)がフリーポートやキッタリーにあり,観光産業及び商業が主要産業となっている。
製造業の中では製紙業が最大の産業である。伝統産業としては皮革及び繊維産業があるが,近年運輸機器,電子機器等各種機械類も成長している。

5.教育・文化

(1)教育

同州には,リベラル・アーツ・カレッジとして有名なベイツ,ボードウィン,コルビー大学がある。

(2)文化

古く,11世紀よりヴァイキングやヨーロッパの漁民により探検されてきた同州沿岸の海洋文化の遺産を紹介する為に,バス市にはマイネマリーナ博物館があるほか,ポートランドには,同州で最も古いポートランド美術館(1882年設立)がある。

6.日本との関係

(1)明治22年,メイン州バス建造帆走船チェスボロー号が車力村(現青森県つがる市)沖合で座礁沈没し,乗組員4名が村民により救出されたことが,両県州交流の礎となっている。ポートランド市にメイン日米協会がある。

(2)在留邦人は,539人。(2018年)

(3)日系進出企業

10社(2018年)

(4)メイン州は青森県と姉妹州提携関係にあり,姉妹都市関係としてはポートランドと品川区(1984年)及びバスとつがる市(青森県,1993年)がある。

(5)対日輸出

2018年におけるメイン州の対日輸出額は8,700万ドルである。主な対日輸出品は,輸送機器,魚介類及び水産物,化学品。