安全情報(ウェブサイト上の掲示板における不動産関係の詐欺事件,トラブルに関する注意喚起)
平成27年5月21日
最近、ウェブサイト上の掲示板における不動産関係の詐欺事件、トラブルが起こっていますので、ご注意下さい。
1.詐欺事件(アパート賃貸、ルームメイト募集)
[詐欺の手口]
- ウェブサイト上の掲示板に掲載された「アパート賃貸」、「ルームメイト募集」等のお知らせを見た入居希望者がメールや電話で連絡をすると、部屋の写真をメールで紹介する等、入居希望者を安心させた上、「すぐにデポジットを支払わないと他の希望者を優先する。」等と言って、早急にデポジットを支払うよう要求してくる。
- 入居希望者が、銀行振込や小切手でデポジットを支払うと連絡が取れなくなり、募集内容に記載された物件も存在していないことが判明する。
被害にあったら
- 情報を得たウエブサイトの運営担当者に連絡をし被害を届けてください。各ウエブサイトの運営担当者の指示に従い、Federal Trade Commissionなどの公的機構にご報告してください。https://www.ftc.gov/
- 証拠書類があり、明らかに犯罪性が認められる場合は、管轄の警察へ被害を届けることが可能です。
- 日本語での相談が可能な弁護士事務所
- 邦人支援団体 JB Line, Inc.
被害を防止するために
- 詐欺である物件は格安のものが多いです。格安の物件を見つけたからといって、急いでデポジットを振り込むことなく、冷静に考えましょう。
- ウェブサイト上の掲示板を通じて、見ず知らずの第三者とアパートの賃貸やルームシェア、物品の売買等の取引を行う場合は、メールのみでの連絡に頼らず、相手をしっかりと確認するよう心がけてください。安心させるために公的な書類(免許証など)の写しを添付してくることもありますが、実際の物件を見せない、入金を急がせるなどの場合は、支払う前に何重にも確認を取りましょう。
- デポジットを支払うような場合は、支払う前に改めて相手を確認すると共に、実際の物件を確認(必ずアパート全体の管理人にアパートの状況につき照会)するとよいでしょう。また、契約書、合意文書を作成すること、支払いの際には、領収証を受け取ることをお勧めします。
その他トラブル(ルームシェア)
インターネットでの取引に関わらず、日本人同士のルームシェアの場合でも、後々の揉め事を避けるために合意文書等を作成することをお勧めします。