髙橋誠一郎総領事 着任挨拶 [令和6年9月23日]
令和6年9月23日
この度、在ボストン日本国総領事として着任いたしました髙橋誠一郎と申します。
私にとりまして、実はボストンは、外務省に入省して初めて足を踏み入れた海外の地であり、大学院の日々を送った思い出の地でもあります。この間丁度30年、改めて見る現在のボストンの姿には、世界最高峰の学術研究分野のみならず、ライフサイエンス関連分野などの先端分野が次々と誕生するイノベーション拠点を擁するビジネス・経済分野、数々の日本人選手が活躍したボストン・レッドソックスをはじめとするスポーツ・文化などあらゆる面で当時を凌駕する日本のプレゼンスが見られ、この地で勤務する機会が与えられたことを大変嬉しく思うと共に、その責任の重大性を改めて感じているところです。
現在、国際社会は、厳しくかつ複雑な安全保障環境に直面しております。このような中、自由、民主主義、法の支配を含む共通の価値観で堅く結ばれた日米関係、日米同盟の重要性はかつてなく高まっています。本年4月には岸田総理が米国を公式訪問し、バイデン大統領との間で首脳会談を行いました。両首脳は、日米両国が深い信頼と重層的な友好関係で結ばれており、このかつてなく強固な友好・信頼関係に基づき、日米両国が二国間や地域にとどまらず、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を共に維持・強化するグローバル・パートナーであることを確認しました。
こうした日米の強固な関係は、当地に在住する邦人の皆さま、日系企業の皆さま、そして日系人の皆さまの日々のご活躍、ご尽力が礎となっています。現在、ニューイングランド地方には約18,000人の邦人の皆さまが在留し、ビジネス、教育・研究、芸術・文化、草の根活動など、様々な分野でご活躍されています。総領事館の仕事は、何よりもそうした皆さまが安全に、そして安心して生活を送ることができるようお支えすることであり、当館の領事業務・サービスの更なる向上に努める所存です。
また、当地には200社に及ぶ日系企業が地域経済の活性化や地元コミュニティの発展に貢献されており、各州政府・機関も皆さまの日系企業の活躍を大変評価しています。当地は、イノベーション・エコシステムとして日本を始め世界中の注目を浴びており、日本のスタートアップも強い関心を示しています。当館としても、皆さまの業務が円滑に遂行できるよう全力で支えてまいりたいと考えます。
そして、日米友好の発展の基盤を支えているのは、何よりも両国の人々の間の交流の拡大と相互理解の深化に他なりません。伝統ある学術研究分野での交流は勿論のこと、当地では、創立120年を迎えたボストン日本協会をはじめ各地の日米交流団体が活発に活動し、大学などの教育機関における日本研究、日本語教育も盛ん行われています。また、ニューイングランドには24の日米姉妹都市があり、人々の交流が盛んに行われているほか、各地で日本祭りや桜祭りが盛大に行われています。
11月には米国大統領選挙が開催され、新政権が発足いたします。新しい時代を迎える米国における在ボストン日本国総領事として、こうした皆さまと緊密に連携しつつ、政治・外交、経済・ビジネス、学術、文化、スポーツ等様々な分野で日米関係の更なる発展に尽力してまいりますので、何とぞご理解、ご支援賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
私にとりまして、実はボストンは、外務省に入省して初めて足を踏み入れた海外の地であり、大学院の日々を送った思い出の地でもあります。この間丁度30年、改めて見る現在のボストンの姿には、世界最高峰の学術研究分野のみならず、ライフサイエンス関連分野などの先端分野が次々と誕生するイノベーション拠点を擁するビジネス・経済分野、数々の日本人選手が活躍したボストン・レッドソックスをはじめとするスポーツ・文化などあらゆる面で当時を凌駕する日本のプレゼンスが見られ、この地で勤務する機会が与えられたことを大変嬉しく思うと共に、その責任の重大性を改めて感じているところです。
現在、国際社会は、厳しくかつ複雑な安全保障環境に直面しております。このような中、自由、民主主義、法の支配を含む共通の価値観で堅く結ばれた日米関係、日米同盟の重要性はかつてなく高まっています。本年4月には岸田総理が米国を公式訪問し、バイデン大統領との間で首脳会談を行いました。両首脳は、日米両国が深い信頼と重層的な友好関係で結ばれており、このかつてなく強固な友好・信頼関係に基づき、日米両国が二国間や地域にとどまらず、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を共に維持・強化するグローバル・パートナーであることを確認しました。
こうした日米の強固な関係は、当地に在住する邦人の皆さま、日系企業の皆さま、そして日系人の皆さまの日々のご活躍、ご尽力が礎となっています。現在、ニューイングランド地方には約18,000人の邦人の皆さまが在留し、ビジネス、教育・研究、芸術・文化、草の根活動など、様々な分野でご活躍されています。総領事館の仕事は、何よりもそうした皆さまが安全に、そして安心して生活を送ることができるようお支えすることであり、当館の領事業務・サービスの更なる向上に努める所存です。
また、当地には200社に及ぶ日系企業が地域経済の活性化や地元コミュニティの発展に貢献されており、各州政府・機関も皆さまの日系企業の活躍を大変評価しています。当地は、イノベーション・エコシステムとして日本を始め世界中の注目を浴びており、日本のスタートアップも強い関心を示しています。当館としても、皆さまの業務が円滑に遂行できるよう全力で支えてまいりたいと考えます。
そして、日米友好の発展の基盤を支えているのは、何よりも両国の人々の間の交流の拡大と相互理解の深化に他なりません。伝統ある学術研究分野での交流は勿論のこと、当地では、創立120年を迎えたボストン日本協会をはじめ各地の日米交流団体が活発に活動し、大学などの教育機関における日本研究、日本語教育も盛ん行われています。また、ニューイングランドには24の日米姉妹都市があり、人々の交流が盛んに行われているほか、各地で日本祭りや桜祭りが盛大に行われています。
11月には米国大統領選挙が開催され、新政権が発足いたします。新しい時代を迎える米国における在ボストン日本国総領事として、こうした皆さまと緊密に連携しつつ、政治・外交、経済・ビジネス、学術、文化、スポーツ等様々な分野で日米関係の更なる発展に尽力してまいりますので、何とぞご理解、ご支援賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。