高橋総領事より新年のご挨拶
令和7年1月6日
新年明けましておめでとうございます。在ボストン日本国総領事の髙橋誠一郎です。
昨年9月にイスラエルから当地に着任し3か月が経過致しました。この間、ニューイングランド6州全てを訪問し、政治、経済、学術研究、文化その他各界で活躍される在留邦人や日系人、日米友好・協力に携わる数多くの関係者との間で様々な事業や行事、意見交換などを行って参りましたが、その度に当地と日本との歴史や関係の深さや偉大さ、そしてその更なる発展への大きな可能性を感じて参りました。
特に今日目を見張りますのは、伝統的な学術研究分野での日米交流の基礎の上に力強く展開する、日本と当地イノベーション・ビジネスとの間の経済関係です。ライフサイエンスやバイオテックといった分野を中心に急成長を続けるボストン近郊を中心としたスタートアップ・エコシステムには数多くの日本企業の進出が見られ、総領事館がサテライトオフィスを置くケンブリッジ・イノベーション・センター(CIC)一つをとっても加入している日本企業の数は既に30社を超え、新規加入の動きは止まることを知りません。特に製薬業界においては、日本の大手企業の多くが当地に拠点を構え、事業開発やR&Dは勿論製造活動も拡大、そのプレゼンスは高まっています。このようなスタートアップを支援する組織や団体は、MITやハーバード大学といった学術研究交流の中でも大きく発展しており、日本との関係にも新たな変化と拡大が見られます。
総領事館としては、今後とも、各方面のステークホルダーを集めてのレセプションや会議等を通じてこうした経済発展のダイナミズムを可能な限り支援させて頂く所存です。
この間もう一つ総領事館として開始した試みが情報発信プラットフォーム“Cultural and Innovative Fridays at CGJ Boston”です。ボストンを中心に上述のビジネス、科学技術分野を含め、学術研究、文化、スポーツ等極めて高いレベルで当地にて活躍されている日米関係者に、金曜日の夕方、総領事館多目的ホールからミニ・レクチャーやデモンストレーションを行っていただくイベントで、既に茶道、日本映画、剣道、日本食などをテーマに対面及びオンラインでのライブ放送で実施、関係者の間をつなぎ、現地にこれを発信する媒体としての総領事館の役割を更に積極的に発揮することができればと考えております。
そして、このように各界でご活躍されるニューイングランド地方在留約18,000人の邦人の皆さまが何よりも安全に、そして安心して生活を送ることができるようお支えすることが総領事館の基本的な使命であり、引き続き当館の領事業務・サービスの更なる向上に努める所存です。
2024年はニューイングランド(ロードアイランド州ニューポート市)出身のペリー提督が日米和親条約を締結してから170周年でした。ロードアイランド州上下院では関連の決議が採択され、下田市とニューポート市との姉妹都市関係も下田市代表団の当地訪問等活発に行われております。本年は米独立戦争250周年、更にはポーツマス条約120周年でして、これらの歴史は全てニューイングランドが主な舞台です。そして本年米国は新政権を迎えます。日米は、新指導部の下、かつてなく強固な友好・信頼関係に基づき、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を共に維持・強化するグローバル・パートナーとしての更なる発展を目指すこととなります。ボストン総領事としても、当地ニューイングランドから、装い新たに発展を続ける学術・経済関係を中心に人的交流をますます活性化させ、日本との関係を更にもう一段引き上げるべく全力で取り組んで参ります。
新年に際し皆様の益々のご発展をお祈り申し上げますと共に、昨年に引き続き、皆様からの温かいご支援を賜りますようお願い申し上げます。
昨年9月にイスラエルから当地に着任し3か月が経過致しました。この間、ニューイングランド6州全てを訪問し、政治、経済、学術研究、文化その他各界で活躍される在留邦人や日系人、日米友好・協力に携わる数多くの関係者との間で様々な事業や行事、意見交換などを行って参りましたが、その度に当地と日本との歴史や関係の深さや偉大さ、そしてその更なる発展への大きな可能性を感じて参りました。
特に今日目を見張りますのは、伝統的な学術研究分野での日米交流の基礎の上に力強く展開する、日本と当地イノベーション・ビジネスとの間の経済関係です。ライフサイエンスやバイオテックといった分野を中心に急成長を続けるボストン近郊を中心としたスタートアップ・エコシステムには数多くの日本企業の進出が見られ、総領事館がサテライトオフィスを置くケンブリッジ・イノベーション・センター(CIC)一つをとっても加入している日本企業の数は既に30社を超え、新規加入の動きは止まることを知りません。特に製薬業界においては、日本の大手企業の多くが当地に拠点を構え、事業開発やR&Dは勿論製造活動も拡大、そのプレゼンスは高まっています。このようなスタートアップを支援する組織や団体は、MITやハーバード大学といった学術研究交流の中でも大きく発展しており、日本との関係にも新たな変化と拡大が見られます。
総領事館としては、今後とも、各方面のステークホルダーを集めてのレセプションや会議等を通じてこうした経済発展のダイナミズムを可能な限り支援させて頂く所存です。
この間もう一つ総領事館として開始した試みが情報発信プラットフォーム“Cultural and Innovative Fridays at CGJ Boston”です。ボストンを中心に上述のビジネス、科学技術分野を含め、学術研究、文化、スポーツ等極めて高いレベルで当地にて活躍されている日米関係者に、金曜日の夕方、総領事館多目的ホールからミニ・レクチャーやデモンストレーションを行っていただくイベントで、既に茶道、日本映画、剣道、日本食などをテーマに対面及びオンラインでのライブ放送で実施、関係者の間をつなぎ、現地にこれを発信する媒体としての総領事館の役割を更に積極的に発揮することができればと考えております。
そして、このように各界でご活躍されるニューイングランド地方在留約18,000人の邦人の皆さまが何よりも安全に、そして安心して生活を送ることができるようお支えすることが総領事館の基本的な使命であり、引き続き当館の領事業務・サービスの更なる向上に努める所存です。
2024年はニューイングランド(ロードアイランド州ニューポート市)出身のペリー提督が日米和親条約を締結してから170周年でした。ロードアイランド州上下院では関連の決議が採択され、下田市とニューポート市との姉妹都市関係も下田市代表団の当地訪問等活発に行われております。本年は米独立戦争250周年、更にはポーツマス条約120周年でして、これらの歴史は全てニューイングランドが主な舞台です。そして本年米国は新政権を迎えます。日米は、新指導部の下、かつてなく強固な友好・信頼関係に基づき、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を共に維持・強化するグローバル・パートナーとしての更なる発展を目指すこととなります。ボストン総領事としても、当地ニューイングランドから、装い新たに発展を続ける学術・経済関係を中心に人的交流をますます活性化させ、日本との関係を更にもう一段引き上げるべく全力で取り組んで参ります。
新年に際し皆様の益々のご発展をお祈り申し上げますと共に、昨年に引き続き、皆様からの温かいご支援を賜りますようお願い申し上げます。