【特殊詐欺の相談急増中!!】当館が把握する詐欺の手口について
令和6年12月12日
【ポイント】
先日、日本の税関職員を名乗る者からの詐欺電話に注意していただくよう領事メールにてご連絡を差し上げたところですが、今もなお、同様の電話がかかってきたとの相談が、多数、当館に寄せられております。
あらためて当館で把握している詐欺の手口を紹介いたしますので、在留邦人の皆様におかれましては、これらの手口にだまされることのないよう、十分に気をつけてください。
【本文】
1 日本の税関職員・警察官を装った欺電話
最近、日本の税関職員や警察官を名乗る者が、「あなたが日本に送った荷物から、違法薬物が発見された。日本へ強制送還、もしくは旅券が失効される可能性があるので、こちらの指示に従がってもらいたい。」と、不安をあおる電話をかけ、クレジットカード番号を聞きそうとする詐欺が横行しています。
日本の税関職員や警察官が、強制退去や旅券の失効をほのめかすことはありません。詐欺の手口の1つですので、相手の要求に応じず、すぐに電話を切ってください。
2 当地の金融機関・警察官を装った詐欺電話
銀行員を名乗る者が、「あなたの口座がマネーロンダリングに利用されてい
る。口座の凍結あるいは警察に逮捕される可能性がある」と、電話をかけてくる詐欺が確認されています。
また、通話の途中で、警察官を名乗る者が電話口に現れ、「犯罪に関与していないことを証明するためには、数日間、あなたの行動を監視する必要がある。あなたの姿をSKYPE等で配信し続けなさい」と要求し、誰にも相談できない状況に追い込んできます。
その後、正常な判断なできなくなった頃を見計らって指定の口座に金銭を振
り込むよう要求してきます。詐欺の手口の1つですので、相手の要求に応じてはいけません。
3 USPS職員を装った偽のテキストメッセージ
USPSからのテキストメッセージで「通関手続きに必要な情報が不足しているため、あなたに荷物を届けることができないでいる。次のリンク先のページにZIP番号等、必要な情報を入力してもらいたい」と、個人口座を取得するためのWEBページに誘導する手口の詐欺が、かねてから確認されております。クリスマスを間近に控え、プレゼントを贈ったり、もらったりする機会も多くなると思います。贈り主に心当たりがなく、怪しいと感じたら、相手の指示したリンクをクリックせず、USPSに直接、確認を取ってください。
4 情報交換サイトを利用した不動産詐欺
本年11月、ボストン近郊への赴任を控え、日本語の当地情報交換サイトに「賃貸物件探し中」との投稿をしたところ、日本人を名乗る者から架空の不動産会社・賃貸物件を紹介されたという詐欺が発生しております。
紹介された仲介業者に契約金や家賃の一部を入金し終え、いざ引っ越そうとしたところ、当該物件が存在しないことが判明、紹介者や仲介業者にも連絡が取れず、新たに入居先を探さざるを得なかったとのことです。
かねてから、架空の賃貸物件を巡る詐欺被害は発生していましたが、日本語のやり取りでの詐欺被害は今回初めて聞かれるケースでした。
相手が日本人だと思われても決して油断せず、不審な点がないか、詐欺の可能性はないかなど契約交渉は慎重に行いましょう。
以上、当館にて特に相談を受ける機会の多い手口の詐欺を紹介しました。いずれの手口も複雑・巧妙であり、また残念なことに日本語による詐欺手口も発生しており油断ならないところです。
すぐに詐欺と見抜くのは困難ですが、今回、紹介した手口に似た場面に遭遇しましたら、「もしかしたら詐欺かもしれない!!」と、より慎重な行動を取っていただますようお願いします。
先日、日本の税関職員を名乗る者からの詐欺電話に注意していただくよう領事メールにてご連絡を差し上げたところですが、今もなお、同様の電話がかかってきたとの相談が、多数、当館に寄せられております。
あらためて当館で把握している詐欺の手口を紹介いたしますので、在留邦人の皆様におかれましては、これらの手口にだまされることのないよう、十分に気をつけてください。
【本文】
1 日本の税関職員・警察官を装った欺電話
最近、日本の税関職員や警察官を名乗る者が、「あなたが日本に送った荷物から、違法薬物が発見された。日本へ強制送還、もしくは旅券が失効される可能性があるので、こちらの指示に従がってもらいたい。」と、不安をあおる電話をかけ、クレジットカード番号を聞きそうとする詐欺が横行しています。
日本の税関職員や警察官が、強制退去や旅券の失効をほのめかすことはありません。詐欺の手口の1つですので、相手の要求に応じず、すぐに電話を切ってください。
2 当地の金融機関・警察官を装った詐欺電話
銀行員を名乗る者が、「あなたの口座がマネーロンダリングに利用されてい
る。口座の凍結あるいは警察に逮捕される可能性がある」と、電話をかけてくる詐欺が確認されています。
また、通話の途中で、警察官を名乗る者が電話口に現れ、「犯罪に関与していないことを証明するためには、数日間、あなたの行動を監視する必要がある。あなたの姿をSKYPE等で配信し続けなさい」と要求し、誰にも相談できない状況に追い込んできます。
その後、正常な判断なできなくなった頃を見計らって指定の口座に金銭を振
り込むよう要求してきます。詐欺の手口の1つですので、相手の要求に応じてはいけません。
3 USPS職員を装った偽のテキストメッセージ
USPSからのテキストメッセージで「通関手続きに必要な情報が不足しているため、あなたに荷物を届けることができないでいる。次のリンク先のページにZIP番号等、必要な情報を入力してもらいたい」と、個人口座を取得するためのWEBページに誘導する手口の詐欺が、かねてから確認されております。クリスマスを間近に控え、プレゼントを贈ったり、もらったりする機会も多くなると思います。贈り主に心当たりがなく、怪しいと感じたら、相手の指示したリンクをクリックせず、USPSに直接、確認を取ってください。
4 情報交換サイトを利用した不動産詐欺
本年11月、ボストン近郊への赴任を控え、日本語の当地情報交換サイトに「賃貸物件探し中」との投稿をしたところ、日本人を名乗る者から架空の不動産会社・賃貸物件を紹介されたという詐欺が発生しております。
紹介された仲介業者に契約金や家賃の一部を入金し終え、いざ引っ越そうとしたところ、当該物件が存在しないことが判明、紹介者や仲介業者にも連絡が取れず、新たに入居先を探さざるを得なかったとのことです。
かねてから、架空の賃貸物件を巡る詐欺被害は発生していましたが、日本語のやり取りでの詐欺被害は今回初めて聞かれるケースでした。
相手が日本人だと思われても決して油断せず、不審な点がないか、詐欺の可能性はないかなど契約交渉は慎重に行いましょう。
以上、当館にて特に相談を受ける機会の多い手口の詐欺を紹介しました。いずれの手口も複雑・巧妙であり、また残念なことに日本語による詐欺手口も発生しており油断ならないところです。
すぐに詐欺と見抜くのは困難ですが、今回、紹介した手口に似た場面に遭遇しましたら、「もしかしたら詐欺かもしれない!!」と、より慎重な行動を取っていただますようお願いします。