新年挨拶

令和6年1月17日

新年明けましておめでとうございます。
2024年の年頭にあたり、一言ご挨拶申しあげます。

　本年は年明け早々、元旦に、能登半島が震災に襲われ、甚大な被害が発生しました。皆さまの中にも、ご親戚、ご友人やお知り合いが被災した方もいらっしゃるのではないかと思います。被害に遭われた方に心よりお見舞いを申し上げるとともに、政府としても、被災された方々、またそれらの方々を支える国民の皆さまと一緒に、一日も早い復興のために力を尽くす所存です。

　本年は、11月の大統領選挙に向けて、当地でもさまざまな政治的な動きが予想されます。また、経済の動向も、金融引き締めのタイミングとモダリティを中心に、目が離せないところです。
その上で、政府の一員としての立場から日米関係について申し上げれば、ここ2～3年は極めて良好な時期にあると思っています。昨年は、ワシントンDC郊外のキャンプ・デービッドにおいて日米韓首脳会談が開催され、日本の置かれている地域情勢において非常に大きな意味を持つものとなりました。また、昨年11月にサンフランシスコで行われた日米首脳会談で、バイデン大統領から岸田総理大臣に対し、国賓として本年の早い段階で米国公式訪問の招待があり、岸田総理から謝意を述べました。詳細は現在調整中と承知しますが、日米関係の良好なモメンタムを維持する上で、大きな出来事になると期待しています。

　ボストン市に関して申し上げれば、本年は京都市との姉妹都市提携65周年を迎え、これを記念して4月15日に予定されているボストンマラソンに京都市からランナーが出走するなど、ボストン日本協会の皆さまを中心に記念行事が計画されていると承知いたします。さらには、当地日本人有志の皆さまによって、4月27日、28日の両日、ボストン・コモンにおいてボストン日本祭りを再始動すべく準備が進められており、祭りの開催を大変楽しみにしています。当館としても、日本祭りの成功に向け、できる限りの支援を行っていく所存です。

　当地におけるさまざまな行事における日米の協力関係は、私が着任した一昨年10月以降、引き続き盛り上がりを見せているとともに、上り調子ではないかと思われ、大変意を強くしているところです。

皆さまにとって、本年が何よりもつつがなく、そして、力強く実りある一年になることを祈念して、私のご挨拶とさせていただきます。