マサチューセッツ州におけるサル痘の感染例確認について
令和4年5月20日
1 5月18日、マサチューセッツ州公衆衛生局は、同州でサル痘の感染例を確認したことを発表しました(https://www.mass.gov/news/massachusetts-public-health-officials-confirm-case-of-monkeypox )
同発表によれば、サル痘に感染したのはカナダに旅行歴がある成人男性であり、現在、公衆衛生局及び米国疾病予防管理センター(CDC)が濃厚接触者の特定に取り組んでいます。
2 サル痘は、稀な感染症であるものの、感染すると重症化する恐れがあります。サル痘に感染した場合、インフルエンザのような症状とリンパ節の腫れから始まり、顔や体の発疹へと進行し、2~4週間ほど同症状が続く場合が多いとされていますが、症状自体が梅毒やヘルペスなどの性感染症や水痘帯状疱疹と似ているため、臨床的に混同される場合があります。
3 サル痘の感染経路
サル痘感染が主に見られる中央アフリカや西アフリカでは、齧歯類や小型ほ乳類に噛まれたり引っ掻かれた、狩猟した動物を調理した、あるいは感染した動物と接触したなどの原因で人間に感染しています。人から人へは、感染者の体液や発疹部分に触れ場合や、体液や発疹に触れた衣類・寝具などに触れた場合、長時間に渡り感染者の飛沫を浴びた場合などに限定されており、容易には感染しません。
なお、今年5月にサル痘患者が9名確認された英国では、最初の発症者はナイジェリアに渡航歴があることが確認されましたが、その他8名においては英国外への渡航歴は確認されていません。
4 2022年に米国においてサル痘の感染例が確認されたのは本件が初めてとなりますが、2021年には、テキサス州とメリーランド州においてナイジェリアに渡航した人から感染が確認されています。
同発表によれば、サル痘に感染したのはカナダに旅行歴がある成人男性であり、現在、公衆衛生局及び米国疾病予防管理センター(CDC)が濃厚接触者の特定に取り組んでいます。
2 サル痘は、稀な感染症であるものの、感染すると重症化する恐れがあります。サル痘に感染した場合、インフルエンザのような症状とリンパ節の腫れから始まり、顔や体の発疹へと進行し、2~4週間ほど同症状が続く場合が多いとされていますが、症状自体が梅毒やヘルペスなどの性感染症や水痘帯状疱疹と似ているため、臨床的に混同される場合があります。
3 サル痘の感染経路
サル痘感染が主に見られる中央アフリカや西アフリカでは、齧歯類や小型ほ乳類に噛まれたり引っ掻かれた、狩猟した動物を調理した、あるいは感染した動物と接触したなどの原因で人間に感染しています。人から人へは、感染者の体液や発疹部分に触れ場合や、体液や発疹に触れた衣類・寝具などに触れた場合、長時間に渡り感染者の飛沫を浴びた場合などに限定されており、容易には感染しません。
なお、今年5月にサル痘患者が9名確認された英国では、最初の発症者はナイジェリアに渡航歴があることが確認されましたが、その他8名においては英国外への渡航歴は確認されていません。
4 2022年に米国においてサル痘の感染例が確認されたのは本件が初めてとなりますが、2021年には、テキサス州とメリーランド州においてナイジェリアに渡航した人から感染が確認されています。