(コラム)空気伝搬に対するマスクの予防効果
令和2年11月9日
(コラム)空気伝搬に対するマスクの予防効果
東京大学により,新型コロナウィルス感染の空気伝搬における布マスク(コットン)とN-95マスク(米国労働安全衛生研究所の規定により0.3μmまでの微粒子を95%以上捕集できることが保証されている医療用マスク)の予防効果が発表された。
実験では,ウィルスを含ませたマネキンを50cm間隔で配置し,20分間の呼気活動と軽度な咳を行うことでマスクのウィルス通貨量を測定した。
【結果】
(1) 話す側のみがマスクを着用する場合
布マスクでは,20%~40%のウィルス量減,N95マスクでは80%~90%減
(2) 聞く側のみがマスクを着用する場合
布マスクでは,50%以上の減少,N95マスクではほぼ防げる結果となった。
(3) 双方が着用する場合
ウィルス感染における相乗効果が見られた。