注意喚起:IRS(米国歳入庁)なりすまし詐欺に注意
在留邦人の方からIRS(米国歳入庁)詐欺被害の相談を受けましたので事例と防止策をご紹介します。類似の被害を未然に防ぐための参考として頂きたいと思います。
事例
7月X日,在留邦人Aさんの携帯電話にIRS職員と名乗る男から電話があり、「あなたは、○月○日、○○銀行から日本へ送金されているが、事前にIRSに通報していないのは違法である。今すぐ2,800ドルを支払いなさい。時間が経てば罰金はさらに高額となる。また、罰金を支払わない場合には逮捕や国外追放措置となる。この電話を切らずに、私の指示に従いプリペード・デビット・カードを購入し、PIN番号を教えなさい。」と指示された。Aさんは、男が送金の事実を知っていたことから、IRS職員の言葉を信じ込み、プリペード・デビット・カードを購入し、PIN番号を伝えた。詐欺だと気がついたときには手遅れだった。
被害に遭わないために・・・
○IRA等政府機関が個人に対しプリペード・デビット・カード等からの送金を要求することはありません。
○相手の人定や電話番号を確認して一旦電話を切り、一呼吸おいて考える。さらに、IRAに確認する。
○銀行口座のパスワードは時々変更する。
IRSなりすまし詐欺被害報告サイト
http://www.treasury.gov/tigta/contact_report_scam.shtml
米連邦取引委員会(Federal Trade Commission)の注意喚起
http://www.consumer.ftc.gov/blog/scammers-continuing-pose-irs-agents
http://www.consumer.ftc.gov/blog/fake-irs-collectors-are-calling