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爆破事件後の子供のメンタルヘルスについて(注意喚起)(4月16日掲載)

ボストン日本人会・日本語学校より、爆破事件後の子供のメンタルヘルスについて、
同会会員・運営委員でタフツ大学病院の樽井智医師(小児神経内科医)からの注意喚起が寄せられましたので、以下の通り掲載します。

ストレスフルな状況で、特にお子さんの心のケアなど心配になります。
私見ですが、以下のようなことを我が家では注意しています。

・     テレビ、ネットなど、生々しい事件の報道 、とりわけ映像を見せない、音声を聞かせない。

・     子供たちが恐怖や不安を表した場合、ゆっくりと、受容的に話を聞き、大丈夫だと安心させてあげる。

・     知り合いの方で負傷された方のことなどは、状況がはっきりとするまでは子供たちの前では話さない。今回、8歳のお子さんがなくなったとの報道があります。現時点ではお子さんには特にお話しする必要はないでしょう。聴かれた場合は、詳細を教える必要はないと思います。もしお知り合いのお子さんであった場合は、とりわけ話すときに注意が必要です。

・     あらためて、現地の学校、そして日本語学校で行われている安全対策の重要性を話してください。今週の日本語学校ではロックダウン訓練が予定されています。

また、報道などを通して州からが以下のことが推奨されています。

・     状況が安定するまでは外出を控え、とりわけダウンタウンへの外出は避ける。

・     事実関係がはっきりするまでは(これまでのテロなどを見てもこれは最低でも数日かかると思われますが)犯人、被害状況などを憶測で子供たちにはいわないようにしましょう。

・     ボストン市、政府の発表する情報をフォローしてください。交通規制などの情報はどんどんかわってゆきます。

参考: 樽井医師プロフィール(タフツ大学ウェブサイトより)
http://www.floatinghospital.org/apps/TuftsFindAPhysician/PhysicianDetail.aspx?OID=3830

 

 

◎お問い合わせ先

在ボストン日本国総領事館
Consulate-General of Japan in Boston
Federal Reserve Plaza 22nd Floor
600 Atlantic Ave., Boston, MA 02210
TEL: 617-973-9772
FAX: 617-542-1329

 

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