トップページ > 新着情報

チャールズ・B・ドレアック・ニューハンプシャー日米協会会長,旭日小綬章を受章

 


日本政府は,6月18日,チャールズ・B・ドレアック・ニューハンプシャー日米協会会長に対し,日本・アメリカ合衆国間の友好親善に寄与した貢献から,旭日小綬章を授与することを発表した。
1988年(昭和63年),ドレアック氏は,対日理解の促進及び日本との友好関係強化のために,ニューハンプシャー日米協会を設立し,初代会長として現在まで,対日理解及び友好関係促進のために努力し続けている。
ニューハンプシャー日米協会があるポーツマス市は,20世紀初頭の日露戦争を終結させた講和会議の交渉の舞台となった土地であり,ここでポーツマス平和条約が調印された。この講和会議は,アメリカ合衆国のセオドア・ルーズベルト大統領の仲介により成功し,ルーズベルト大統領は,後にノーベル平和賞を受賞している。
ドレアック会長は,当時のポーツマス市民が,日露両国代表団が交渉し易い雰囲気を醸成するために,両国代表を暖かく歓迎するなどの努力を行ったことは,紛争解決に市民が関与した多元外交の模範例であると捉えている。ニューハンプシャー日米協会は,ドレアック会長の指導の下,紛争解決プロセスにおける市民参加の重要性やポーツマス平和条約の歴史的意義,日露戦争の背景,及び現在の日ロ関係などについて探求した国際フォーラム「ポーツマス平和フォーラム」を主催し,ニューハンプシャー州における対日理解促進及び日米友好関係強化に努力している。
ポーツマス条約交渉に臨む日露両国の代表団が宿泊したホテルが取り壊される計画が浮上した際には,ドレアック会長は,同ホテルは歴史的に貴重な建造物であり,同ホテルを後世に残すことが日米の友好関係にも資するとして,同ホテルの保存のために努力した。ポーツマス条約調印100周年の2005年(平成17年)には,ドレアック会長は,ポーツマス条約100周年記念委員会共同委員長として,同条約の意義を再確認し,日米露三国間の友好関係を強化するための大規模な記念行事を実施し,米国人の対日理解を大きく促進させた。
日本政府は,これらの貢献に照らして,ドレアック会長が旭日小綬章を受章するにふさわしい人物であると見なし,同会長への叙勲を発表することを喜ばしく思う。


お問い合わせ先
在ボストン日本国総領事館
Consulate-General of Japan in Boston
Federal Reserve Plaza 22nd Floor,
600 Atlantic Ave., Boston, MA 02210
TEL:617-973-9772,FAX:617-542-1329

 

◎お問い合わせ先

在ボストン日本国総領事館
Consulate-General of Japan in Boston
Federal Reserve Plaza 22nd Floor,
600 Atlantic Ave., Boston, MA 02210
TEL:617-973-9772,FAX:617-542-1329

ページトップへ