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リチャード・J・サミュエルズMIT政治学部教授,旭日重光章を受章



日本政府は,11月3日,リチャード・J・サミュエルズ・マサチューセッツ工科大学(MIT)政治学部教授に対し,日本に関する研究及び日本・アメリカ合衆国間の友好親善に寄与した貢献に対して,旭日重光章を授与することを発表した。

サミュエルズ教授は震災後の日本に関する研究のため日本に滞在中で,11月7日宮中にて開催される伝達式に出席し,野田総理より勲章を伝達され,天皇陛下に拝謁する予定である。

サミュエルズ教授は,日本政治経済,東アジアの安全保障の専門家であり,その研究・著述・講演等の活動,次世代日本研究者への指導を通じて,米国における対日理解を深めた。同人はその著書「The Business of the Japanese State –Energy Markets in Comparative and Historical Perspective」で1988年に大平正芳記念賞を受賞した。1998年に「日本防衛の大戦略 富国強兵からゴルディロックス・コンセンサスまで(Rich Nation, Strong Army: National Security and the Technological Transformation of Japan)」は,アジア学会,米国大学出版協会から表彰されており,2003年に「マキャベッリの子供たち(Machiavelli’s Children: Leaders and their legacies in Italy and Japan)」は,イタリア歴史研究協会,及び2004年に米国政治学会から表彰されている。同人は日本財団による「現代日本理解促進のための100冊」事業の中で紹介されている著作を1冊以上出版した三名の研究者のうちの一人である。

サミュエルズ教授は,新世代の科学者や技術者の「知日派」を米国に生み出すために1981年にMIT日本プログラムを創設し,現在まで一貫して所長を務めている。MIT日本プログラムは,日本の文化及び経済・産業に対する理解促進に大きく貢献してきている。

日米文化教育交流会議(カルコン)は日米両国の政府,学会,財界その他様々な分野の有識者を一堂に集めて両国間の文化・教育交流に関する諸問題を討議し,両国政府並びに社会に対して必要な提言・勧告を行う,極めて重要な日米両国の諮問機関である。同教授は2001年から2007年まで,カルコンの米側委員長を務め,日本研究者としての豊富な経験・知見を生かして,同会議の活動推進に様々なイニシアティブを発揮した。

日本友好基金は米国議会によって創設され,奨学金を通じてよりよい日米関係を構築するために米研究者を支援する活動を行っている。同教授は2001年から2008年まで同基金の理事長を務め,日米相互理解・文化交流に大いに貢献した。

在ボストン日本国総領事館としても,サミュエルズ教授がこれらの貢献により旭日重光章をされることを喜ばしく思うと共に同教授に対し祝福申し上げる。

◎お問い合わせ先
在ボストン日本国総領事館
Consulate-General of Japan in Boston
Federal Reserve Plaza 22nd Floor,
600 Atlantic Ave., Boston, MA 02210
TEL:617-973-9772,FAX:617-542-1329

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