ニューイングランド地域での経済活動再開(新たな動き)

2020/6/8
●マサチューセッツ州が,規制中の商店や各種サービスなどについて,6月8日以降更に再開を認める第2段階の業種・条件を発表しました。他の州においても,個々に段階的再開の動きが続いています。
●いずれもマスク着用,人的距離確保,感染経路把握のための連絡先確保など、厳しい条件が課されており,今後とも注意が必要です。
 
1 ベーカー・マサチューセッツ州知事は,6月6日の会見で,4つの段階(第1段階は5月18日から開始)の第2段階として,同8日以降に再開を認める業種・サービスを発表しました。
 
2 この第2段階で再開が認められる業種の主な例は,次のようなものとなっています。8日(月)から直ちに再開できるものと、後日再開決定予定とされるものがあります。(以下において,後日となることがわかっているものは,明確に「後日決定予定」とお示しします。なお,州命令により所定の準備を整えることが求められているので,店によって,直ちに8日に再開するとは限らない点にもご注意ください。)
 
(1) 衣料品などの小売店,ショッピングモール(面積1千平方ftあたり店員を含め計8名までの入店制限など,条件あり)。カーディーラーも,条件付きで顧客の車両物色が解禁。
(2) レストラン(屋外での食事提供のみ。ただし,屋内サービスは後日再開を決定の予定。1テーブル6名までの範囲。客席間を6ft以上開け,高さ6ft以上のパーティションで仕切る,メニューは使い回さない,バーは使用不可,テーブルを客入替え時に消毒,利用客の連絡先情報を管理するなどの要件あり。)
(3) ホテルなどの宿舎(会議室・結婚式場などは使用禁止。2週間の自己検疫が必要であることを利用者に告知する,などの義務あり。)
(4) 託児所(スタッフ・幼児双方のマスク着用,人的距離など衛生上の基準,10人単位のグループごととする人数制限,終日同一のスタッフで担当,などの条件あり。)
(5) ホームクリーニング,写真撮影,キャリアコーチングなどの濃厚接触を伴わないサービス(ネイル/スキンケア,マッサージなどの再開は後日決定予定。)
(6) スポーツ(プロスポーツは,観客を入れない形で再開。ユース以上向けアマチュアスポーツや屋外レクリエーションは,詳細なガイドラインに沿って許可。日通いのデーキャンプが再開。ただし泊まり込みのサマーキャンプは,更に先の第3段階での再開を検討。)
(7) 歴史的鑑賞サイト(ガイドツアーや人の集まりを伴わない範囲で,訪問を許可。)
(8) 絵画などの講習,自動車教習,葬儀場(入場者数制限などの条件付きで許可。)
(9) シニアホーム,青少年施設などで屋外での面会が解禁。
(なお,映画館,少人数のコンサートホール,美術館・博物館,スポーツジムなどについて,早ければ6月末頃に移行があり得る第3段階での再開が検討されています。)
 
◆(詳細)マサチューセッツ州政府発表サイト
https://www.mass.gov/news/reopening-massachusetts-baker-polito-administration-initiates-transition-to-second-phase-of
 
3 ニューイングランド地域の各州においても,経済活動再開に向け,以下のような動きが進められています。いずれも,感染・入院患者数等のデータが十分改善方向にあることを前提に進めるもので,それぞれに,マスク着用,入店人数制限,情報管理など厳密な条件が課されており,引き続き感染防止に向けた注意が必要です。
 
(コネティカット州)
l  一般規制として,6月1日から屋内は10人まで、屋外は25人までの集結を許可(店舗等については個別に基準を設定)。
l  6月17日から第2段階が開始。再開可能な業種・サービスは下記の予定(各業種別に再開のための条件あり)。
・アミューズメントパーク,ホテル,レストランの屋内サービス,屋内の美術館・動物園・水族館,屋内のレクリエーション施設(ボーリング、映画館など),図書館,
・ネイルサロン、タトゥー・ショップなどの人的接触を伴うサービス,ジム・フィットネス・プールなどの施設
l  6月17日からの業務再開を希望する企業、非営利組織は、再開ルール遵守を自ら保証することを所定のウェブサイトを通じて申告する必要あり。
(詳細)https://portal.ct.gov/DECD/Content/Coronavirus-Business-Recovery/Sector-Rules-and-Certification-for-Reopen
 
(メイン州)
l  6月から第2段階。一般的規制としては,50人までの集結を許可(店舗等については個別に基準を設定)。
l  小売り,レストラン(カーブサイド受け取り方式・デリバリーは全地域で可、屋外サービス、屋内サービスの再開時期は、地域により異なる),宿泊施設(メイン州住民及び14日間の自主検疫を終えた州外の者の利用を認める),美術館,アウトドア・レクリエーション(キャンプ場,デイ・キャンプ,サマー・キャンプ,海岸沿いの州立公園など)を再開。
l  6月12日以降,感染者数の少ない地域において、ワイナリーのテイスティング及びバーの屋外サービス,スポーツジム,フィットネス,ネイルサロン,タトゥーショップなどの再開を条件付きで許可。
(詳細)https://www.maine.gov/covid19/restartingmaine
 
(ニューハンプシャー州)
l  5月29日から、宗教関連のサービス(結婚式、葬儀を含む)が再開(利用者数は所定規模の40%までに制限,社会的距離の確保等の条件あり)。
l  6月5日付以降再開するものとして,アウトドア・アクティビティ(サイクリング,カヌー・カヤック,ミニゴルフ,ゴルフ練習所,射撃練習所など)ビーチ及びその関連サービス,ゴルフ場利用についてガイドラインを提示。
宿泊施設は,6月5日のチェックインから予約を再開。予約時にはニューハンプシャー州の自動車免許証か,ニューハンプシャー州に到着する前に,14日間の検疫を行っていることを証明する書類への署名が求められる。
   (詳細)https://www.covidguidance.nh.gov/
 
(ロードアイランド州)
l  6月1日から第2段階。一般的規制として,15名までの集結を許可(店舗等については個別に基準を設定)。
l  国内旅行の規制を緩和(自宅待機命令それに類する規制のある地域から州に戻った者に対してのみ,14日間の自主検疫を求めることとなった)。
l  レストランの屋内サービス(収容人数50%まで,衛生などに関する厳格な規制あり),小売,オフィス業務(人員の3分の1の規模に制限)の再開,美容・理容,人的接触を伴うサービス(ネイルサロン,エステ,マッサージ,タトゥーなど),ジム・フィットネス,アウトドア・レクリエーション(動物園,庭園,歴史的鑑賞サイト)も,新たな基準を順守することを条件に再開可能。
(詳細)https://health.ri.gov/covid/
 
(バーモント州)
l  一般的規制としては,6月1日から、25人までの集結を許可(店舗等については個別に基準を設定)。スポーツジム、フィットネス、ネイルサロンなどの人的接触が伴うサービスも,新たに定める基準を順守することを条件に許可。
l  6月8日から,レストランとバーの屋内サービスの再開を許可(来客数は、法定の利用者数の25%に制限,テーブル間の距離の確保,メニューは使い捨て,バーの着席利用なしなどの規制あり)。
l  同じく6月8日から,ニューイングランド地域とニューヨーク州の群で、100万人あたりの感染者数が400人以下の地域に限り、バーモント州からの州外への旅行、及びこれらの地域からの同州への旅行を、14日間の検疫期間を設けずに許可(旅行者はCOVID-19及び他の病気への感染やウイルスに晒されたかをモニターするシステムSara Alertへの登録が必要)
  (詳細)https://governor.vermont.gov/covid19response#Restart