メイン州(State of Maine)

(平成27年5月現在)

1.基本情報

2.歴史

11世紀にヴァイキングが沿岸を訪れたと伝えられている。1620年代にはイギリス人が沿岸に定住を開始し,その後18世紀前半になると,メインの領有を巡って英仏両国の利害の衝突が続き,またこの間,フランスとインディアンとの間で対立が激化し,たびたび闘いが起こった。フランスとインディアンの対立は,1763年のパリ条約で終止符を打った。メイン地域は1677年にマサチューセッツ湾植民地に編入されたが,その後アメリカ独立を経て,1820年,メイン州として連邦に加入した。

3.政治

(1)メイン州は,伝統的に共和党が強い土地柄であったが,1950年代半ばから民主党が台頭し,現在は二大政党政治的な州となっている。現在,州知事は民主党,連邦上院議員は共和党,連邦下院議員は民主党が占める。2名の共和党上院議員はいずれも党内穏健派に属し,時に民主党と協調することもある。

(2)2015年5月現在の同州の知事,連邦上院・下院議員,州議会勢力は次の通り。

知事 ポール・レページ知事(Paul LePage)(共)(2019年に選挙)
連邦上院議員 アンガス・キング議員(Angus King)(無)
スーザン・コリンズ議員(Susan Collins)(共)
連邦下院議員(2012年に選挙) 第一区  シェリー・ピングリー議員(Chellie Pingree)(民)
第二区  グルース・ポリクリン議員(Bruce Poliquin)(共)
州議会 上院 民主14,共和20   下院 民主72,共和78,無所属1

4.産業

メイン州の産業は,農業(ジャガイモ,ブルーベリー),水産業(ロブスター,ウニ),伝統的な製造業(製紙,繊維),ハイテク製造業(半導体),軍需産業(潜水艦等),観光業,商業など多岐に渡っている。
同州は,「バケーション・ランド」のニックネームを持ち,ニューイングランドで唯一の国立公園(アカーディア国立公園)があり,全米やカナダからの観光客が多く訪れており,また大規模なアウトレット(工場直販店)がフリーポートやキッタリーにあり,観光産業及び商業が主要産業となっている。
製造業の中では製紙業が最大の産業である。伝統産業としては皮革及び繊維産業があるが,近年運輸機器,電子機器等各種機械類も成長している。

5.教育・文化

(1)教育

同州には,リベラル・アーツ・カレッジとして有名なベイツ,ボードウィン,コルビー大学がある。

(2)文化

古く,11世紀よりヴァイキングやヨーロッパの漁民により探検されてきた同州沿岸の海洋文化の遺産を紹介する為に,バス市にはマイネマリーナ博物館があるほか,ポートランドには,同州で最も古いポートランド美術館(1882年設立)がある。

6.日本との関係

(1)明治22年,メイン州バス建造帆走船チェスボロー号が車力村(現つがる市)沖合で座礁沈没し,乗組員4名が村民により救出されたことが,両県州交流の礎となっている。ポートランド市にメイン日米協会がある。

(2)在留邦人は,591人。(2014年10月 在留届ベース)

(3)日系進出企業

4社(2014年10月現在)

(4)メイン州は青森県と姉妹州提携関係にあり,姉妹都市関係としてはポートランドと品川区(1984年)及びバスとつがる市(青森県,1993年)がある。

(5)対日輸出

10年におけるメイン州の対日輸出額は8,781万ドル(前年比13.4%減)で,日本は第6位の輸出相手国である。なお,日本より上位はカナダ,マレーシア,中国等。主な対日輸出品は,紙製品,魚介類,化学品,輸送機器など。